【お掃除】エアコンクリーニングのメリット、意味、施工内容、すべてを徹底解説!

【お掃除】エアコンクリーニングのメリット、意味、施工内容、すべてを徹底解説!
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エアコンクリーニングって言葉が最近では世間的に流行ってると思っています。数年前まではマイナーだったイメージ。

暮らしのマーケット様のCMにより一気に知名度が高くなった気がします。

そんな、暮らしのマーケットとかダスキンのCMとかでやっているエアコンクリーニングとはなんなのか。どんな効果があるのか。
現状ハウスクリーニング歴3年(年中無休)のひよっこに羽の生えたくらいのボクが解説していく。

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エアコンの構造について

まず、前提知識としてエアコンがどういった構造なのかを簡単に説明する。

エアコンの神、ダイキン様の公式にて図解を使って分かりやすく説明があります。

こちら

が、さらに嚙み砕いて分かりやすく言うと

「部屋の暖かい空気を吸い込んで、エアコンの中にあるめちゃくちゃ冷えてる管に当てて、空気を冷やしてる」

よく勘違いしている人がいるんですが、部屋の空気を外に逃がしていると思っている人がいるがあれは間違い。

部屋の空気の暖かい部分のみを外に逃がしてるってことですねぇ。

つまり、エアコンの空気を吸い込み口、吐き出し口にカビが生えていたりすると、空気中にカビを散布している事になりますので

「新鮮な空気吸いたいなあ。そや!エアコンクリーニングしよか!」

ってなるわけです。

ホームセンターにあるエアコン洗浄スプレーについて

エアコンクリーニングについて語るときに絶対出てくる話題。

「エアコンクリーニング?1万前後するじゃん。高すぎだろ。エアコン洗浄スプレーなら1,000円だぜ。」

これについてネガキャンをしてしまうと、高額なエアコンクリーニングさせたい業者に見えてくるが、ボクは決してそんな気持ちは無く、皆さまの家庭のエアコンをキレイに健康的にして欲しいと心から思っている善良的な一般的な掃除屋さんです

って事は今後このブログを読んでいけば分かるので一旦置いておくとして、

エアコン洗浄スプレーはなぜ推奨されないかというと、

エアコン洗浄スプレーはエアコンの吸い込み口にスプレーを吹いて汚れを奥に押し込むような感じになります。

が、その奥に押し込んだ汚れはどこにいってしまったんですかねぇ・・・。

「君のような勘のいいガキは嫌いだよ。」(鋼の錬金術師より)

エアコン洗浄スプレーは表面に付着したホコリやカビを奥に押し込んでいるだけで汚れは取れていませんし、スプレーをした後に香るいい匂いはスプレーの香りでごまかしているだけです。

ってことでエアコンの汚れが気になる場合はクリーニング業者に依頼しよう。

エアコンクリーニングのメリット

いやいや、まてまて。

そもそもエアコンクリーニングなんかする必要あんのか?と

うちは10年以上エアコンクリーニングなんてしてなくてもちゃんと使えてるぞ?と

かるたを作れそうなくらい異論とやらない理由はあるが、実際どんなメリットがあるのでしょうか。

1、空気がきれいになる

誰もが思いつくし、よく言われてるようなことですが、一番大事。

上記でも書きましたが、空気の通り道がキレイになれば、もちろん空気もキレイになりますよねって話。

エアコンからカビの臭いがするみたいな話は聞いたことがあると思うし、気なったことがある人もいるはず。

空気の通り道にカビが生えているとカビが空気中に蔓延してしまうため、体調不良の原因にもなってしまいます。

エアコンが正常に使えていてもエアコン付けるとなんか体調悪くなるんだよなあって時はエアコンクリーニングのやり時。

2、エアコンの性能UP&省エネ効果

これに関しても想像通り。

空気の通り道がホコリで詰まっていたらエアコンの性能も低下しますよね。

さらに、空気がすんなり通ると無駄な電気を使わなくなるので省エネ効果もあります。

3、エアコンが長持ちする

エアコン内部にホコリが詰まっていたりするとエアコンが余計な力を使ったりしてしまい寿命が早く来てしまう。

定期的にエアコンクリーニングをすることによりエアコンの寿命を先延ばし出来る。

もちろん、エアコンの寿命は一般的には10年と言われており、10年以上経過したエアコンのクリーニングは断られる可能性もあるが、適度なタイミングでエアコンクリーニングをするとエアコンを長く使えることでしょう。

どのくらいの頻度でエアコンクリーニングを依頼するのか

1年に1回はしましょう。と書いているサイトやそう語る掃除屋さんもいますが、

個人的には使用頻度の多いリビングにあるエアコン、キッチンの近くにあるエアコン、ペットがいる部屋にあるエアコンは1年~3年に1回はエアコンクリーニングを推奨。

逆に寝室などの使用頻度が低く、空気的にもそれほど汚れてなさそうな箇所のエアコンは3年~5年に1回でいいと思う。

もちろん、エアコンの状態を見ての判断にはなるが、誰にでもわかる簡単な判断基準として

↑下から見てここにこれだけカビホコリが付いていたらエアコンクリーニング依頼するのがいいと思います。

エアコンクリーニングの種類

いざ、エアコンクリーニングを頼むとしてもエアコンクリーニング業者は星の数ほどいるのですが、エアコンクリーニングの認識は人、業者によっても違います。

某有名FC本舗で言われている完全分解洗浄や他の有名お掃除屋さんエアコンクリーニングはもちろん違います。

さらにめちゃくちゃ技術力の必要な洗浄もあるし、正直DIYが得意な人であれば1日で覚えれるような洗浄もあります。

掃除屋さん界隈で言われているエアコンクリーニングの種類は4種類あります。(ボクの知っている限り)

メリットとデメリットもあわせて解説していきます。

1、簡易分解洗浄

大体の広告や大手クリーニング会社で1万前後で施工してもらうエアコンクリーニングは簡易分解洗浄になります。

具体的には外装カバーを取り外し、養生して洗剤を噴霧して高圧洗浄を当てて汚れを落としていきます。

メリット:安価でそれなりに汚れが落ちる。

デメリット:奥の汚れや細かい汚れまでは取れないこと、カビやヤニの臭いが激しい場合は完全に落ちないこともあります。

2、ドレンパン、ファン分解洗浄

その名の通りドレンパンとファンを外してエアコンクリーニングします。

これについて、完全分解洗浄と言ってしまっていいと思いますが、そう言ってしまうと怒ってしまう人もいるらしい。

(ボクが出来るのは今のところここまでです。)

メリット:値段はそこそこでかなり満足のあるエアコンクリーニングをしてもらえる。

デメリット:出来ない機種がある。

3、背抜き

エアコンの熱交換器は壁に付けたまま、それ以外のカバーをすべて取り外し洗浄するやり方。

壁に取り付けたまま全てのカバーを取り外す姿は圧巻。

ですが、あまりにも専門性の高い技術のため背抜きを出来る業者が各地域にいない場合があります。

メリット:正直これ以上文句ないくらいキレイになる。臭いはもちろん細かい小さな汚れも99%無くなる。

デメリット:技術者が少ないため値段が高い場合が多い。

4、オーバーフロー

完全に壁からエアコンを外して、業者さんの事務所などで完全に分解してクリーニングして後日取り付けます。

エアコン取付出来る業者はこのクリーニング方法をやりがちな気がする。

メリット:こちらも背抜きと同じく完璧にキレイになる。

デメリット:エアコンを取り外し持ち帰ってクリーニングするので、エアコンがなくなる期間ができる。こちらも値段が高くなる場合あり。

結局、エアコンクリーニングを頼めばいいのか

「エアコンの構造も分かった。エアコンクリーニングのメリットも依頼する頻度も分かった。エアコンクリーニングの種類もメリットデメリットまでも分かった。で結局、俺、私はつまりどのエアコンクリーニングを頼めばいいのかを教えてくれよ。」

そんな声が聞こえる。

結論から言うと「まずは簡易分解洗浄」

なぜか。エアコンクリーニングに迷っている人はしたことない人が多いはず、じゃあ迷っているなら安価で値段の割に効果が高い簡易分解洗浄をしてみるのがオススメ。

簡易分解洗浄で臭いやクリーニング度合いに不満があればドレンパンファン分解洗浄、背抜き洗浄と値段を上げて注文していくのがいいと思う。

エアコンクリーニングの種類はたくさんあれど、基本的には値段を出せば出すほどキレイに汚れは落ちる。値段なりの仕上がりになる。

自分なりに一番いいかなってところがお掃除機能無しエアコンで1台15,000円あたりで試してみるのが無難かなと思っています。

もちろんこれを見ている人には我が社でエアコンクリーニングを依頼してもらえるのが一番うれしいですが、ボクは大分県中津市というニッチすぎる地域に在住しているため近くにいないと思います。

とりあえず初めての人は近所のダスキンさん、サニクリーンさんあたりで依頼するのがいいかなと思います。

暮らしのマーケットもありますが、僕の周りでは業者登録している人がいなくて分からないのでオススメできないです。(もちろん、各FC社で依頼するよりも良いかもです。)

ビフォーアフター

以下ボクが施工してきた一部のビフォーアフターです。

ビフォー

アフター

ビフォー

アフター