【お掃除】インスタのお掃除系インフルエンサーの洗剤を混ぜる方々に物申す【体験談あり】

【お掃除】インスタのお掃除系インフルエンサーの洗剤を混ぜる方々に物申す【体験談あり】
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こんにちは、Aクリーンサービスのあっちゃんです。
掃除のプロとして日々いろんな汚れと戦っている温厚なボクですが、許せないことが2つあります。

1つ目はマックの紙ストロー。あれ本当に吸いにくいし、味もなんか変だし、ぐにゃぐにゃするし、誰得なん??

そして、2つ目はインスタでドヤ顔でハイターと中性洗剤を混ぜて使ってる何も知らない純粋無垢なお掃除大好きボーイ&ガールを塩素の臭いで地獄に叩き落そうとしているお掃除系インフルエンサー。

そんなインフルエンサーに見てほしい。そして投稿を消してほしい。
そんな願いを込めた内容でございます。

結論から言うと。

洗剤は、絶対に混ぜたらダメ。

「酸性洗剤と塩素系はNG」って話は聞いたことある人も多いと思いますが、実はそれだけじゃないんです。
中性洗剤やアルカリ性の洗剤でも、混ぜると危険なケースがあるんですよ。


なぜ洗剤を混ぜると危ないのか?

理由はシンプルで、洗剤同士が化学反応を起こしてしまうからです。
中でも特に怖いのが「塩素ガスの発生」。

たとえば──

  • 塩素系漂白剤(ハイターなど)と、酸性洗剤(トイレ洗剤・クエン酸など)を混ぜる
    → 強力な塩素ガスが発生。吸い込むと、喉や肺にダメージを与え、最悪の場合は命の危険も。
  • 塩素系+中性洗剤(台所用など)
    → 一見大丈夫そうに思えても、中には界面活性剤や酸性成分が含まれていることもあり、反応してしまう可能性あり
  • 塩素系+剥離剤などの強アルカリ
    → 急激な化学反応が起きて、有毒ガスや刺激臭が発生。実際に現場で事故になった例もあります。

つまり、塩素系洗剤は基本的に「どんな洗剤とも混ぜたらダメ」なんです。
メーカーのラベルにもちゃんと「他の洗剤と混ぜるな」って書かれてるの、実はめっちゃ重要な警告なんですよ。


【体験談】節約のつもりでやった“自作泡ハイター”の失敗

ここで、ボク自身の失敗談をお話しします。

まだ掃除のプロになる前の話なんですが、
「泡ハイターって高いな〜」と思って、液体のハイターと中性洗剤を混ぜて、自作の泡ハイターを作って使ってたんです。

最初は
「おぉ、泡立ってるやん!汚れ落ちそう!」
ってノリノリだったんですが……

いざ使ってみると、目と喉にガツンと来る強烈な塩素臭!!

「え?なにこれ?さすがにキツすぎるやろ…」
と思って調べた結果、衝撃の事実にたどり着きました。

塩素系は、酸性じゃなくても、中性やアルカリ性とも反応することがある
さらに、洗剤を混ぜると効果が打ち消し合って弱まることすらある。

ボクはそれまで、「混ぜたら最強になるやろ」くらいに思ってたんです。
でも実際はその逆。危険性が増して、効果は下がる。
ほんまに無知って怖いなって、自分でも反省しました。


「中性洗剤なら混ぜても平気」じゃない!

これ、実はめっちゃ多い誤解です。

中性って聞くと、「マイルドで安全そう」って感じるけど、
製品によっては酸性寄り・アルカリ寄りの性質を持ってたり、界面活性剤や香料などが入っていて、思わぬ化学反応を起こすことがあるんです。

だから中性洗剤でも、他の洗剤とは混ぜないのが鉄則


オキシクリーンとハイターの違いも知っておこう

ちなみに、よく比較される「オキシクリーン(酸素系漂白剤)」とハイター(塩素系漂白剤)も全然違います。

洗剤名成分特徴混ぜてOK?
ハイター塩素系(次亜塩素酸ナトリウム)強力な漂白・除菌力。色落ちあり× 他の洗剤と混ぜるのは厳禁
オキシクリーン酸素系(過炭酸ナトリウム)やさしい漂白・消臭。色柄OK△ 単独使用が基本。塩素系と混ぜるのはNG

さらに、オキシクリーンはお湯(40〜50℃)で使うと効果がぐんと上がるというのもポイント。
水でも使えますが、本領発揮はお湯で“酸素パワー”を発生させるのが基本です。


まとめ:洗剤は「混ぜるな」が基本。安全第一で!

今回お伝えしたいのはただ一つ。

洗剤は混ぜるな。絶対に。

節約や時短のつもりでやったことが、
自分や家族の健康に大きなリスクを与えてしまうかもしれません。

昔のボクみたいに「これは便利やん!」って軽い気持ちでやってしまわないように、
また、どこかで拾った知識を披露してるインフルエンサーも
この記事を読んでくれた方が一人でも危険を未然に防げたら嬉しいです。

掃除は安全第一。洗剤は混ぜずに、使い方をしっかり守って、キレイも健康も守っていきましょう!